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■ テーピングの基本

 
コツをつかむのに時間がかかるテーピング。テープの貼り方や剥がし方、切り方などをご紹介。
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▼ テーピングを巻く前に…
テーピングする部分を石鹸などでよく洗い汗や汚れを取り、体毛はできる限り剃っておきます。清潔な状態で。
テープスティックを吹きかける ワセリンを塗ったガーゼ
テーピングのズレをできる限り少なくするために、テーピングする部分全体にテープスティック(粘着スプレー)をしっかりと吹きかけます。吹きかけた粘着剤が、十分に乾いてからアンダーラップを巻いたり、テープを巻いたりします。
テーピング 乾く前にテープを巻いたりすると、テープがうまく着かないことがあります。アンダーラップを使用する場合は、必ずスプレーを使うようにして下さい。
足首の前後、膝の裏など、テープと皮膚との間で摩擦を生じやすい部分には、ワセリンを塗ったガーゼ(7cm×7cm角)あるいは脱脂綿を当てるようにします。 テーピング
アンダーラップを巻く 関節の角度を維持させる
皮膚を保護する必要がある場合には、アンダーラップを巻いてから、テーピングを行ないます。 テーピング 原則的には、テーピング終了まで関節角度を一定に保たせ、筋肉・腱の緊張を維持させておきます。
(例:足首-90°、膝-30°)
これを怠ると、運動中に筋肉の”けいれん”や腱の障害が生じてしまうことがあります。注意して下さい。
テーピング

▼ テープを巻く時の注意
テーピング終了後、必ずテーピングに起因する不快感(締め付け・うっ血)などの有無を確認して下さい。問題がある場合は、テーピングし直すようにして下さい。
均一に圧を加えるように しわ、たるみ、隙間を作らない
テーピングする時はテープの幅全体で均一に圧を加えるように注意して下さい。
不均一な貼り方、巻き方をすると、テープの一方の端にストレスが加わり、不快感や腱の障害の原因となります。多くの場合、もう一方の端はたるんでしまい、皮膚に影響を与えることがあります。
テーピングする部分の形状に合わせて滑らかに貼ります。しわ、たるみ、隙間を作らないように行ないます。しわや隙間があると皮膚がはさまれ、皮膚が切れたり、水泡ができたりすることがあります。また、かなりの不快感を生じさせることがあります。注意して下さい。 テーピング

▼ テープの切り方
初心者は非伸縮テープを切るのに苦労することがあるかもしれません。手際良く切ることは、効果・出来栄えに影響します。以下、代表的な切り方を紹介します。
基本的な切り方
最も基本的な切り方は、両手の親指と人さし指で、テープの端をしっかりとつまんで左右に引き裂く方法です。初心者には最適の方法ですのでこれを繰り返し練習して、テープを切るコツ・感覚ををつかんで下さい。 以下の方法でテープを切る際にも、左右に引き裂く力を加えておかないとテープの端が丸まってしまい、上手く切れないことがあります。 また手で切れるタイプの伸縮テープを切る際には、特にこの方法ができないと上手く切れません。
テーピング ※両手の親指と人さし指で、テープの端をしっかりとつまんで テーピング ※左右に引き裂く。指先に引き裂く感じの力を入れる。
標準的な切り方
基本的な方法が、習得できたら、次に片方の手は動かさず、もう一方の手を上に引き上げるようにして切ります。 この際、大切なことは単に両手を上下に動かすだけでなく、左右に引き裂く力を加えながら、一方の手を上に引き上げることです。
テーピング ※一方の手は固定。左右に引き裂く力を入れつつ、引き上げるように動かす。
高度な切り方(応用)
最終的には、テープを切ると同時に、皮膚に貼りつける方法を習得するようにして下さい。
勿論、この方法はテーピングの全てのステップで使われるわけではありませんが、手際のよいテーピング、しっかりとしたテーピングを行うためには、欠かすことができません。
@まず、両手の親指と人さし指でテープの端をしっかりとつまみますが、この時に片手の中指、薬指、小指はテープの上にのせておきます。 Aそして、テープを握っている方の手を上に引き上げるようにしてテープを切り、同時に、片手の親指と人さし指でテープを引っ張りながら、Bテープの上にのせた3本の指をすべらせるようにして、テープを貼り付けます。左右両方の手でできるようにして下さい。
テーピング @
テープの端をしっかりとつまむ。
もう片方の手の指の位置に注目。
テーピング A
力の入れ加減に注意し、テープを裂く。
テーピング B
指を滑らせテープを貼り付ける。

▼ テープの剥がし方
運動後テープをとる時、テーピングする時と同じくらい細心の注意を払う必要があります。ゆっくりと静かにテープを皮膚から引き離すようにすることが大切です。
テープは皮膚に対して平行に引っ張る 皮膚から引き離す
テープを皮膚からはがす際には、テープは皮膚に対して平行に引っ張るようにします。 皮膚に対して垂直に引っ張らないように注意して下さい。
テーピング
◎水平に剥がす
テーピング
×垂直はダメ
テープは引っ剥がすのではなく、皮膚から引き離すようにします。 テープを引っ張る手と反対の手で皮膚を押さえるようにし、少しずつテープを皮膚から引き離すようにします。 テーピング
※テープを引っ張る手と反対の手で皮膚を押さえる。
スプレーを使用 カッターを使用
テープが剥がれにくい場合は、スティックアウトをテープの上から十分に吹きかけてから剥がすようにして下さい。 テープを剥がした後に、Jラップやテープの粘着剤が残っている場合にもスティックアウトを使うと良いでしょう。 テーピング
※テープの上から十分に吹きかけ、剥がす。
足首や膝のテーピングでは、テープを1枚ずつ剥がしていくと非常に手間がかかるため、テープカッターテーピング用のハサミで切ってから剥がす方が簡単です。 この際、テープカッターやハサミの先端にワセリンなど滑りを良くするものを塗っておくと良いでしょう。また、テープカッターなどは外くるぶしなどの骨ばった部分を通 さないに注意して下さい。 テーピング
※テープカッターやハサミの先端にワセリンなど滑りを良くするものを塗っておくと良い。
テーピング用商品の一覧
種類 主な用途 商品名 サイズ(幅)
非伸縮性
テープ
テーピングの基本となるテープ。
非伸縮性粘着テープ一本でのテーピング法も多い。「コーチ」は大腿部や腰などの大部分のテーピングに、「ゾナス」はコーチより細く、指や手首など細かいところのテーピングに使用。
ジョンソンエンドジョンソン
コーチ
コーチ 3.8cm・5.1cm
ジョンソンエンドジョンソン
ゾナス
ゾナス 1.3cm・2.5cm
伸縮テープ
ハードタイプ
アンカーテープ(テーピング土台部分)として使用。
ほか、可動範囲の大きな関節(ヒザ等)のテーピング全体に用います。
ジョンソンエンドジョンソン
エラスチコン
エラスチコン 2.5cm・5.1cm・
7.6cm・10.2cm
ソフトタイプ
コーチ、ゾナス、エラスチコンなどによる基礎的なテーピングの上からサーキュラー(補強としてラッピングする)として使用。 ケンドール
シャーライト・プロ
シャーライト・プロ 3.8cm・5.1cm・
7.6cm
アンダー
ラップ
皮膚を保護するために、テーピングをする前にその部位をラッピングするアンダーラップという処理の際に使用。 ジョンソンエンドジョンソン
J-ラップ
J-ラップ 7.0cm
裏紙付伸縮
テープ
使いすぎや疲労による筋肉や関節の障害に対応するテープ。 アシックス
パワーサポートテープ
パワーサポートテープ 2.5cm・3.75cm・
5.0cm・7.5cm
バンテージ
タイプ
応急処置(RICE)の際、アイスバッグをとめたり、圧迫を加えたりするのに用いる、非粘着性・伸縮バンテージ。 ダイナフレックス
(伸縮バンテージ)
ダイナフレックス(伸縮バンテージ) 5.1cm・7.6cm・
10.2cm・15.2cm
粘着スプレー テープの粘着性を高めるために使用。アンダーラップのズレ防止にも。 テープステッィク
(粘着スプレー)
アシックス
テープステッィク(粘着スプレー) 300ml缶
テープカッター テープをとる時に用いるテーピング専用のカッター。皮膚を保護するために先端が丸くなっている。刃はカートリッジ式。 テープカッター
アシックス
テープカッター  
テーピングガイド テーピングの基本を写真入りで解りやすく解説。B5版、80ページで充実の内容。 テーピングガイド
アシックス
テーピングガイド B5版80ページ
部位別 テープ一覧(代表例)
テーピング部位 使用テープ
足部 25mm幅非伸縮テープ
足関節
(足首)
38mm幅非伸縮テープ
下腿部
(ふくらはぎ)
50mm幅伸縮テープ、
38mm幅非伸縮テープ
膝関節 75mm幅伸縮テープ、
50mm幅非伸縮テープ
大腿部
(太もも)
38mm幅非伸縮テープ
股関節 75mm幅伸縮テープ、
あるいは
100mm幅伸縮包帯
腰部 50mm幅非伸縮テープ
胸部 50mm幅伸縮テープ
肩関節・
肩鎖関節
75mm幅伸縮テープ
肘関節 50mm幅伸縮テープ、
38mm幅非伸縮テープ
手関節
(手首)
25mm幅非伸縮テープ
母指 25mm幅非伸縮テープ
13mm幅非伸縮テープ

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